部会長所信

部会長所信

2009年度第47代部会長 久保井 伸輔

2010年度第48代部会長
久保井 伸輔
(東京青年会議所)

 昨年、公益法人制度改革の影響により、社団法人日本青年会議所の分科関連団体から任意団体へと位置づけを変えた私たち日本青年会議所メディア印刷部会は、今年は支援団体という枠組みで再び社団法人日本青年会議所の関連団体になります。団体の位置づけが最重要という訳ではありませんが、社団法人日本青年会議所と明確な関係を持つ事の意義は大きく喜ばしい事だと受け止めております。しかし、社団法人日本青年会議所の関係団体になるということは、同時に我々の活動が社団法人日本青年会議所の活動にプラスにならねばならないという事です。社団法人日本青年会議所は今年、公益社団法人となり、より一層強い思いで「明るく豊かな社会」の実現を目指す事になります。私たちメディア印刷部会のメンバーも、どうすれば「明るく豊かな社会」を実現できるのか、業界団体としての立ち位置からも真剣に考えていかねばなりません。

 

 昨年は文字通り未曾有の大不況が我が国を直撃し、メディア印刷産業はもとより、国内だけではなく世界中の産業が大きな打撃を受けました。1991年に8.9兆円とピークを迎えた印刷業界は、メディアの多様化、少子化・高齢化による需要の減少等の影響を受け減少の一途を辿り、過去最大の下落であった昨年は7兆円を大きく下回り、6.3兆円にまで落ち込んだと言われています。また、2010年度は更に数パーセントの落ち込みが発生し、6兆円を下回る可能性も囁かれています。

 この様な状況下、旧態依然とした製造業としての印刷、設備に依存した印刷業は生き残る事が厳しくなっています。何年も前から言われている事ですが、紙の上に4色のインキを乗せれば良かった製造業としての印刷の時代は終焉を迎えました。これからは、より早く、より大きく、より大胆に「変革」出来たコンテンツメーカーが生き残る時代になると思われます。

  また、メディア印刷業界には品質や環境をはじめ、安全、個人情報保護、MUD、感性価値創造等の個別に取り組むべき課題が山積しています。従前の通り、コンテンツを提供しながら、尚もこれらの課題を解決して行く事が今後の経営に求められていると言う事ではないでしょうか。

 

  私たちメディア印刷部会は社団法人日本青年会議所の支援団体であると同時に、業界団体でもあります。青年会議所として追及する「明るく豊かな社会」と、業界団体として追求する業界発展をリンクさせ、「明るく豊かなメディア印刷産業」を実現させ、そこから「明るく豊かな社会」の実現を目指したいと思います。

 

日本青年会議所メディア印刷部会

第48代部会長 久保井伸輔

日本青年会議所メディア印刷部会 2010年度スローガン

青年会議所ここにあり!

〜日本青年会議所メディア印刷部会〜

基本理念

公益と利便性が調和するメディアコンテンツ産業の育成と社会へ向けた運動の発信

基本方針

・公益性のある事業活動を行い、広く周知徹底を図ります

・会員拡大と増強を積極的に行います

・業種別部会連絡会議へ積極的に参加します

・プリントネクスト準備委員会に参加致します

事業計画

1.公益性を追求した事業活動

・メディアユニバーサルデザイン普及促進及び低炭素社会の実現へ向けた活動


2.部会ホームページ、メーリングリストの活用

・HPに全ての事業告知、事業報告等を行いメンバーの情報共有を簡素化し、更には新入会員への情報公開に活用します

・会員拡大ツールとして入会候補者向けのコンテンツを作成します

・メーリングリスト加入率向上の推進


3.関連団体行事への積極的参加

・業種別部会連絡会議主催の合同例会に参加します

・印刷関連青年団体の事業へ積極的に参加します

・プリントネクスト準備委員会へ参加いたします


4.社団法人日本青年会議所の支援

・サマコンで部会ブースを出展します

・世界会議大阪大会に参加します

・その他、可能な限りの支援を行います